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旅論

どうして歴史や文化を知ると、旅が楽しくなるのか?

たとえなにも知らなくても楽しめるのが旅。
でも背景にある物語を知っていると、旅をより深く楽しめます。

好奇心の強い人はそもそも、知らないことを知るのが楽しいです。
知っていることが多い人のほうが、より多くのことを発見でき、旅がさらに楽しくなりやすいという話です。

旅の楽しみってなんでしょうか

旅は異日常ともいわれます。

非日常だと、日常とはまったく違うみたなイメージ。
今の旅は日常とつながりのある変わった体験なので、たしかに異日常のほうがしっくりきます。

旅の楽しみの代表選手。

  1. 体験(温泉、歴史文化、里山、アウトドア、写真など)
  2. 見る(景勝地、美術館&博物館など)
  3. 食べる(グルメ)
  4. 泊まる

まだあるでしょう。

2人以上で行く旅であれば、楽しさを分かち合うのがまた楽しい。

知っていることが増えると、さらに旅は楽しくなります。

知っていると旅が楽しいこと

代表的なのは歴史や文化。

文化とは、その地域のむかしの人が、どのような生活をしていたか、どのようなことを大切に考えていたか、好きだったか

地域の根底にあるもので、ドラマです。

 

これらを知るとどうなるか。

好奇心が強い人は、日常にはない、知らなかったや変わったこと(「奇」)を知ることが好きです。

つまり知ること自体がうれしい

人に聞いたり、読書をしたりして、その土地の文化や歴史を知ること自体が好きです。

 

旅の楽しみ(体験、見る、食べる、泊まる、人)にふれたときに、歴史や文化の知識がベースがあり、知っていることが多いほうが、さまざまな情報と結びつき、さらに発見が増えます

 

たとえば読書するとき、同じ本でも持っている知識によって得るものが違います。

旅にもいえることで、同じ土地でも持っている知識によって、発見が異なるのです。

だからもう、その時点でうれしいのです。

 

寺を見たとき、知識がないと、建物とかの表面的なことしか見るポイントがありません。

どの寺でも同じに見えちゃうし、かっこいい!くらいしか感想がないことも。

その寺がなんのためにできたか、どんなドラマがあったかとかの知識があれば、得るものも違います。

現地での細かい説明も頭に入りやすいでしょうし、他の寺との違いもわかれば、得るものはさらに増えるでしょう。

 

さらにコミュニケーションも増えます。

知識つまりネタが豊富なほど、出会った人との会話もはずみやすい。

つまり分かち合うためのやりとりが活発になり、より思い出が増えます

 

なので文化や歴史などの知識があると、旅はもっと深くなり、ワンランク上の楽しみができます