たとえなにも知らなくても楽しめるのが旅。
でも背景にある物語を知っていると、旅をより深く楽しめます。
好奇心の強い人はそもそも、知らないことを知るのが楽しいです。
知っていることが多い人のほうが、より多くのことを発見でき、旅がさらに楽しくなりやすいという話です。
旅の楽しみってなんでしょうか
旅は異日常ともいわれます。
非日常だと、日常とはまったく違うみたなイメージ。
今の旅は日常とつながりのある変わった体験なので、たしかに異日常のほうがしっくりきます。
旅の楽しみの代表選手。
- 体験(温泉、歴史文化、里山、アウトドア、写真など)
- 見る(景勝地、美術館&博物館など)
- 食べる(グルメ)
- 泊まる
- 人
まだあるでしょう。
2人以上で行く旅であれば、楽しさを分かち合うのがまた楽しい。
知っていることが増えると、さらに旅は楽しくなります。
知っていると旅が楽しいこと
代表的なのは歴史や文化。
文化とは、その地域のむかしの人が、どのような生活をしていたか、どのようなことを大切に考えていたか、好きだったか。
地域の根底にあるもので、ドラマです。
これらを知るとどうなるか。
好奇心が強い人は、日常にはない、知らなかったや変わったこと(「奇」)を知ることが好きです。
つまり知ること自体がうれしい。
人に聞いたり、読書をしたりして、その土地の文化や歴史を知ること自体が好きです。
旅の楽しみ(体験、見る、食べる、泊まる、人)にふれたときに、歴史や文化の知識がベースがあり、知っていることが多いほうが、さまざまな情報と結びつき、さらに発見が増えます。
たとえば読書するとき、同じ本でも持っている知識によって得るものが違います。
旅にもいえることで、同じ土地でも持っている知識によって、発見が異なるのです。
だからもう、その時点でうれしいのです。
寺を見たとき、知識がないと、建物とかの表面的なことしか見るポイントがありません。
どの寺でも同じに見えちゃうし、かっこいい!くらいしか感想がないことも。
その寺がなんのためにできたか、どんなドラマがあったかとかの知識があれば、得るものも違います。
現地での細かい説明も頭に入りやすいでしょうし、他の寺との違いもわかれば、得るものはさらに増えるでしょう。
さらにコミュニケーションも増えます。
知識つまりネタが豊富なほど、出会った人との会話もはずみやすい。
つまり分かち合うためのやりとりが活発になり、より思い出が増えます。
なので文化や歴史などの知識があると、旅はもっと深くなり、ワンランク上の楽しみができます。