カテゴリー
旅論

【団体旅行×商業施設】おみやげ屋さんも、買う人の気持ちを考えた挨拶を

団体旅行で、おみやげ屋さんからの挨拶は重要

当たり前かもですが相手の気持ちを考えた挨拶がベストであり、お客さんも気持ちよく買い物ができて売上げアップにもつながるって話です。

お客さんの気持ちを考えた挨拶のポイントは?

  1. 買う人のメリットをわかりやすく説明する
  2. 適切な案内がある

だと思います。

先日の団体旅行で興ざめだった件

先日、バスの団体旅行をしました。

旅行のおわりのほうでおみやげを買うため、ある商業施設に行くと駐車場で商業施設のスタッフが迎えてくれて、こんな感じことを言いました。

 

「(商業施設はいろいろエリアがあるが)このエリアで買ってください」

 

商業施設にはいろいろな業者がはいっていると思いますが、とにかくじぶんたちのエリアで買ってほしいので、よろしくお願いしますとのこと。

 

まぁ生活がかかっている商売なんだろうし、気持ちはわかるけれど、人をものみたいに扱われている感じがしました。

「うちで買ってよ」感が前面に出ていて、興ざめでした。

 

せめてこう言ってほしかったです。

 

商業施設の概要を説明した上で、

「〇〇なように、どちらも魅力的なものが売っています。そしてうちにはこういう特徴があります。〇〇な特典もあります。ぜひご覧ください」

「うちで買ってほしい」っていうのは、別に言わなくても伝わります。

おみやげ屋さんだし。

 

買う側の気持ちは「もらう人が喜んでくれるおみやげを探したい」のだから、その気持ちを考えた上で、買い物がしやすい案内だと最高だったなと思います。

具体的には商業施設は広いのだから、どこにどういったものが売っているか説明があると効率よく買い物できて助かります

当たり前のようなことですが、そういう案内は少なく感じます。

気持ちよく買い物してまた旅行したくなります

商業施設の人は幹事には事前に説明していて、それをわたしが聞かなかっただけかもしれません。

また一緒に旅行に行った年配のお父さんお母さんは、「おみやげ屋はそういうものだから」ということで、そこまで考えないのかもですね。

それでも過剰な自己PRより、買い物するためにわかりやすい案内をしてもらうほうが気持ちよく買い物でくるのではと思いました。

気持ちよく買い物できると、また旅行に行きたくなります。

カテゴリー
旅論

【ビール工場見学】すぐれた勉強ツアーは、今後もインターネットじゃできない

ビール工場見学|福島工場|アサヒビール」に先日行ってきて、とてもよかったです。

ビール工場見学のような勉強ツアーはめずらしくはないですが、すばらしい企画でこれからも需要があるという話です。

勉強ツアーはどうしててっぱん?

本やインターネットで見るよりも、得られる情報が圧倒的に多いから。

見るものと聞くものに関しては、インターネットの映像だけでもイケちゃうと思います。
でも現場でのツアーだと五感を使いますね。

ビール工場見学でも

  1. 解説を見る(視覚)
  2. 解説を聞く(聴覚)
  3. 麦芽やホップをさわる(触覚)
  4. ホップの香りをかぐ(嗅覚)
  5. ビールを飲む(味覚)
  6. 一緒に旅に行った仲間と共有

とあります。

とくに③〜⑥は現場でしか体験できず、インターネットだけでは実現できないことです。

ビールはみんなが興味があるものなので人気ツアーになりやすいわけですが、観光地のツアーでも応用が利きますね。

もっとも勉強になったこと

ビールをコップに注ぐとき、大きな誤解をしていました。
コップを傾けるのは最初じゃなくて、最後ということ。

まずコップを平らの状態にしでビールを注ぐ。
半分くらい泡になるがOKでして、泡がうまみのフタになっています。
そして後半コップを傾けてビールを注ぐとちょうどよくなります。

これはもっと早く知りたかった!

さすが大手ツアーで完璧すぎ

ほとんど隙がないくらい、完成度の高い企画でした。

例をあげると・・・

  1. ガイドさんによる生の説明と映像の技術を組み合わせてわかりやすい
  2. 説明の早さも強弱もちょうどよく、聞きやすい
  3. 一方的な説明だけでなく、クイズがあったり体験があったりして飽きない
  4. 1時間ちょっとで、時間も情報の量もちょうどいい
  5. 会社の宣伝もさりげなく好感がもてる
  6. お楽しみの試飲も、ビールがもっともおいしい状態で飲める
  7. ついでいうとつまみもおいしかった

よかったので、なぜかアサヒスーパードライ タオルを買ってしまった。

カテゴリー
旅論

「お客さん今日はラッキーだね」はどうして大切か

その旅の価値をあげることになるから。

すてきな思い出がたくさんあるほどいい旅となり、その土地にいい印象をもつから。
という話です。

 

ちょっとしたことで、幸運に思える

静岡へ旅行に行ったとき、富士山にかかる雲がめずらしい形をしていました。
なんていう雲の形か思い出せません、スミマセン。

地元のお土産の人たちは「コレすごくめずらしいよ、お客さんラッキーだね」と言っていました。

別にそこで買い物をしたわけではないのに、聞いている人みんながうれしそうにして写真をパシャリ。

自分もちょっといい気分になったのを覚えています。

 

単純だけど、この一言は大事ですよね。

各地でいい思い出をつくるのが旅

観光客にはその雲の状況がレアなことかがわからないから、それを幸運と気づかせるのは大切

幸運なこととか、すてきな思い出のかけらがたくさんあるほどいい旅となり、その土地にいい印象をもちます

 

観光的には、その土地にいい印象をもてば、また行ってみたくなる可能性がちょっと高くなるでしょう。
ピンポイントで同じ場所へ行かなくても、その周辺に行きたくなるかもしれません。

もう二度と行けないとしても、その土地に対していい思い出があること自体、すてきなこと

各地でいい思い出があるのは旅の醍醐味です。

 

観光のおもてなしをする側としては、花の開花状況でも天気でもなんでも、その旅幸運だったということは積極的に伝える。

あ、もちろんウソはダメ。
桜が七分咲きだったら、ピークですはウソ。
満開ではないけれど、これから満開って状態が個人的にはわくわくして好きなんですよねぇ
っていうのはホント。

その旅の価値をあげています。

もちろん、幸運なこと以上に悪いことがあると、台無しになってしまうけれど。

いい状況が少なくても、がんばって探すのがおもてなし

天気が悪いとか、目的の店が休みとか、マイナスの要素が多くなることは必ずあります。

でもそのなかからプラスの要素を見つけて、今日はここがよかったということは、観光客の救いとなります。

観光にかかわる人間として、観光客の旅にいい思い出をプラスできるよう、意識して行動しようと改めて思いました。

カテゴリー
旅論

どうして歴史や文化を知ると、旅が楽しくなるのか?

たとえなにも知らなくても楽しめるのが旅。
でも背景にある物語を知っていると、旅をより深く楽しめます。

好奇心の強い人はそもそも、知らないことを知るのが楽しいです。
知っていることが多い人のほうが、より多くのことを発見でき、旅がさらに楽しくなりやすいという話です。

旅の楽しみってなんでしょうか

旅は異日常ともいわれます。

非日常だと、日常とはまったく違うみたなイメージ。
今の旅は日常とつながりのある変わった体験なので、たしかに異日常のほうがしっくりきます。

旅の楽しみの代表選手。

  1. 体験(温泉、歴史文化、里山、アウトドア、写真など)
  2. 見る(景勝地、美術館&博物館など)
  3. 食べる(グルメ)
  4. 泊まる

まだあるでしょう。

2人以上で行く旅であれば、楽しさを分かち合うのがまた楽しい。

知っていることが増えると、さらに旅は楽しくなります。

知っていると旅が楽しいこと

代表的なのは歴史や文化。

文化とは、その地域のむかしの人が、どのような生活をしていたか、どのようなことを大切に考えていたか、好きだったか

地域の根底にあるもので、ドラマです。

 

これらを知るとどうなるか。

好奇心が強い人は、日常にはない、知らなかったや変わったこと(「奇」)を知ることが好きです。

つまり知ること自体がうれしい

人に聞いたり、読書をしたりして、その土地の文化や歴史を知ること自体が好きです。

 

旅の楽しみ(体験、見る、食べる、泊まる、人)にふれたときに、歴史や文化の知識がベースがあり、知っていることが多いほうが、さまざまな情報と結びつき、さらに発見が増えます

 

たとえば読書するとき、同じ本でも持っている知識によって得るものが違います。

旅にもいえることで、同じ土地でも持っている知識によって、発見が異なるのです。

だからもう、その時点でうれしいのです。

 

寺を見たとき、知識がないと、建物とかの表面的なことしか見るポイントがありません。

どの寺でも同じに見えちゃうし、かっこいい!くらいしか感想がないことも。

その寺がなんのためにできたか、どんなドラマがあったかとかの知識があれば、得るものも違います。

現地での細かい説明も頭に入りやすいでしょうし、他の寺との違いもわかれば、得るものはさらに増えるでしょう。

 

さらにコミュニケーションも増えます。

知識つまりネタが豊富なほど、出会った人との会話もはずみやすい。

つまり分かち合うためのやりとりが活発になり、より思い出が増えます

 

なので文化や歴史などの知識があると、旅はもっと深くなり、ワンランク上の楽しみができます