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旅論

「お客さん今日はラッキーだね」はどうして大切か

その旅の価値をあげることになるから。

すてきな思い出がたくさんあるほどいい旅となり、その土地にいい印象をもつから。
という話です。

 

ちょっとしたことで、幸運に思える

静岡へ旅行に行ったとき、富士山にかかる雲がめずらしい形をしていました。
なんていう雲の形か思い出せません、スミマセン。

地元のお土産の人たちは「コレすごくめずらしいよ、お客さんラッキーだね」と言っていました。

別にそこで買い物をしたわけではないのに、聞いている人みんながうれしそうにして写真をパシャリ。

自分もちょっといい気分になったのを覚えています。

 

単純だけど、この一言は大事ですよね。

各地でいい思い出をつくるのが旅

観光客にはその雲の状況がレアなことかがわからないから、それを幸運と気づかせるのは大切

幸運なこととか、すてきな思い出のかけらがたくさんあるほどいい旅となり、その土地にいい印象をもちます

 

観光的には、その土地にいい印象をもてば、また行ってみたくなる可能性がちょっと高くなるでしょう。
ピンポイントで同じ場所へ行かなくても、その周辺に行きたくなるかもしれません。

もう二度と行けないとしても、その土地に対していい思い出があること自体、すてきなこと

各地でいい思い出があるのは旅の醍醐味です。

 

観光のおもてなしをする側としては、花の開花状況でも天気でもなんでも、その旅幸運だったということは積極的に伝える。

あ、もちろんウソはダメ。
桜が七分咲きだったら、ピークですはウソ。
満開ではないけれど、これから満開って状態が個人的にはわくわくして好きなんですよねぇ
っていうのはホント。

その旅の価値をあげています。

もちろん、幸運なこと以上に悪いことがあると、台無しになってしまうけれど。

いい状況が少なくても、がんばって探すのがおもてなし

天気が悪いとか、目的の店が休みとか、マイナスの要素が多くなることは必ずあります。

でもそのなかからプラスの要素を見つけて、今日はここがよかったということは、観光客の救いとなります。

観光にかかわる人間として、観光客の旅にいい思い出をプラスできるよう、意識して行動しようと改めて思いました。

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旅論

どうして歴史や文化を知ると、旅が楽しくなるのか?

たとえなにも知らなくても楽しめるのが旅。
でも背景にある物語を知っていると、旅をより深く楽しめます。

好奇心の強い人はそもそも、知らないことを知るのが楽しいです。
知っていることが多い人のほうが、より多くのことを発見でき、旅がさらに楽しくなりやすいという話です。

旅の楽しみってなんでしょうか

旅は異日常ともいわれます。

非日常だと、日常とはまったく違うみたなイメージ。
今の旅は日常とつながりのある変わった体験なので、たしかに異日常のほうがしっくりきます。

旅の楽しみの代表選手。

  1. 体験(温泉、歴史文化、里山、アウトドア、写真など)
  2. 見る(景勝地、美術館&博物館など)
  3. 食べる(グルメ)
  4. 泊まる

まだあるでしょう。

2人以上で行く旅であれば、楽しさを分かち合うのがまた楽しい。

知っていることが増えると、さらに旅は楽しくなります。

知っていると旅が楽しいこと

代表的なのは歴史や文化。

文化とは、その地域のむかしの人が、どのような生活をしていたか、どのようなことを大切に考えていたか、好きだったか

地域の根底にあるもので、ドラマです。

 

これらを知るとどうなるか。

好奇心が強い人は、日常にはない、知らなかったや変わったこと(「奇」)を知ることが好きです。

つまり知ること自体がうれしい

人に聞いたり、読書をしたりして、その土地の文化や歴史を知ること自体が好きです。

 

旅の楽しみ(体験、見る、食べる、泊まる、人)にふれたときに、歴史や文化の知識がベースがあり、知っていることが多いほうが、さまざまな情報と結びつき、さらに発見が増えます

 

たとえば読書するとき、同じ本でも持っている知識によって得るものが違います。

旅にもいえることで、同じ土地でも持っている知識によって、発見が異なるのです。

だからもう、その時点でうれしいのです。

 

寺を見たとき、知識がないと、建物とかの表面的なことしか見るポイントがありません。

どの寺でも同じに見えちゃうし、かっこいい!くらいしか感想がないことも。

その寺がなんのためにできたか、どんなドラマがあったかとかの知識があれば、得るものも違います。

現地での細かい説明も頭に入りやすいでしょうし、他の寺との違いもわかれば、得るものはさらに増えるでしょう。

 

さらにコミュニケーションも増えます。

知識つまりネタが豊富なほど、出会った人との会話もはずみやすい。

つまり分かち合うためのやりとりが活発になり、より思い出が増えます

 

なので文化や歴史などの知識があると、旅はもっと深くなり、ワンランク上の楽しみができます

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東北おすすめ

【宮城県 仙台】旅感を高めるのにまず元祖を知る

仙台の牛タンを食べるとき、よく行く老舗があります。

先日も雨の中、がんばって30分並んで食べました。

おいしかった。

 

でもひとつ今回思ったのは、東京のチェーン店で食べる牛タンも、かなりおいしいということ。

チェーン店は後発組。
先ぱい牛タンたちをめっちゃ研究をして、食べやすいメニューにしています。

また居心地のよい接客と空間をつくっています。

この牛タンチェーン店にはいくつかの地域で行ったことがあって、よいです。

「たまにはおいしい仙台の牛タンをおなかいっぱい食べたい」という気持ちは、みごとに満たされます。

 

そうです。

「おいしい牛タンを食べたい」だけなら、仙台に行く必要はないということになります。

 

ではチェーン店だけ行けばよいのでしょうか?

もちろん違います。

 

ここで考えたのは、やっぱり旅を感じるかどうかがポイントになりそうです。
もっというと、背景にある人のドラマを知ることができるかどうか。

参考
宮城県 仙台城跡(青葉城跡) 旅は人を見るもの

 

今回行ったお店は牛タンの元祖。

そもそも牛タンを今のような調理法で食べることを考えた人のお店です。
それまでは薄く切って、塩やこしょうで味付けして食べるってなかったのですね。
偉大な発明家です。

お店は苦労のすえ大繁盛。
のちに県や市(観光協会や商工会議所)から「仙台を牛タンの町に」という提案をうけます。
まさに「牛タンの町・仙台」をつくった元祖です。

時代とともに人の味覚は変わリます。
でも、当時の味をずっと守り続ける店です。

このあたりの話はインターネットで調べるだけでもけっこう出てきます。

この事実を知るだけで、別の仙台牛タンを食べるときも、比較できて楽しいです。

ご当地グルメを食べに行くときは、やっぱりまず押さえておくと旅を感じられます。

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東北おすすめ

宮城県 仙台城跡(青葉城跡) 旅は人を見るもの

仙台城跡(青葉城跡) に行ってきました。

もう5回以上は行っています。

仙台に行って牛タンを食べて、時間があまったら必ず行ってしまいます。
(ほかにいいところを知らないだけ?)

仙台は東北でもっとも大きい町。
おいしいものを食べたり、買い物をしたい人には便利です。

でも都会の繁華街は、個性がでにくいためか、旅感を感じるのは難しいです(横浜中華街とは例外はありますが)。
旅をするなら、旅を感じることをしたいです。

 

旅を感じる旅ってなんだろう?と改めて考えてみました。

旅ではやっぱりその土地にしかないものをみたい。

それってどういうことでしょうか。

考えてみると・・・

 

その地域の人が、

  1. どんな暮らしをしていたか
  2. どんな仕事をしていたか
  3. どんなものを食べていたか
  4. どんなものが好きだったか(流行)
  5. どんな風景を見ていたか

などが、その地域にしかないものといえそうです。

 

観光は「光を見る」と書きますが、「光」とは人ですね。

旅はやっぱり、人を見に行くがの好きです。

人がもっとも興味があるのものが、人です。

町の見た目はこれからどんな風に変わろうと、ずっと変わらないもの。

仙台定番の景色を見て、じぶんはやっぱり旅でこういうところに行きたいんだなと、再確認しました。

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観光ポスター 香川県

【香川県 小豆島】エンジェルロードのベストな状態(観光ポスター)

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エンジェルロードのすてきな観光ポスター。